言っちゃぁ悪いですが、日本の音楽ってどこに向かっているのでしょうか?
最低だと思います。内容がヒドすぎます。
愛だの恋だのって。
音楽って、音楽でしかないのです。
それ以上でも、それ以下でもない。
詩の内容がわからない洋楽だって感動します。
それは聞き手の心の問題。
聞き手の心に熱いものがあれば、音楽がそれをゆさぶってくれるのです。
ゆさぶってくれるだけです。感動は自分の中にあるのです。
受け取る側が受け取ろうとする意志。
子供はタンポポを見ただけで感動します。
大人は何も感じません。タンポポに対する心がないからです。
最近はくだらない音楽がよく売れてます。
くだらない音楽が売れるという事は、聞き手がそれを望んでいるからです。
分かりやすい、愛だの恋だの歌ったやつが。
まあ、日本人は200年はグラミー賞は無理でしょね。
ぶっちゃけて、すいませんでした。
今日、高速を飛ばして身延山久遠寺へ行ってきました。
日蓮聖人が開祖の日蓮宗総本山であります。
行ったのは2回目ですが、またまた入り口山門でその荘厳さから圧倒されました。
私は神社・仏閣・歴史的建造物が好きでよく行ったりするのですが、久しぶりにヤラレテ
しまいました。4年前に行った京都の三十三間堂以来の衝撃!
山門をくぐると、魔のローーングな階段!
段数にすると100段ちょっとだと思うのですが、その勾配と一段一段の高さがハンパない!
35歳、へばる!へばる!そう簡単に仏様も願いを聞いてくれないということでしょうか。
「登ってこーーーい!」と日蓮様の気合いがきこえるようです。
ところがもっと凄いのがうちの娘!
3歳なのに登る!登る!
私は、上にいくごとに酸素は薄くなるし、ばてるしの状況なのに娘はカンカン登ってる!
「あれ、あなた様が日蓮様ですか?」なんて思ってしまうくらいの登りよう。
やっとのおもいで着いたはいいが、参拝どころじゃありません。
ヒザが笑ってる。大爆笑してる。モモ筋が痛い。今、ローキックされたら小学生でも負ける。
何とか御参りを済ませ、お守りを買い返ってきました。
何かを得るには、大変なおもいをしなければいけない。
努力なしでは上には行けないという事を身をもって感じた一日でした。
あの階段を日蓮聖人も登っていたのでしょうか。
だとすると、そうとうタフな方だったのでしょうね。
前にも書きましたが、20代の頃にやっていたバンドで使っていたマイク。
スタジオやライブハウスにある備え付けマイクを使っている人が多い中で、私は自分の声質に
あったマイクを買いました。AUDIX MO-5というもの。
値段は確か、5万円くらいしたと思います。
専門的な話になりますが、私の声質は高域が強く、当時一般的に出回っていた
SHUREのマイクだと高域が圧縮されて細くなり、ほとんどスピーカーから聞こえませんでした。
SHUREは低域、中域を拾うのに優れているマイクです。
ですがこのAUDIXは高域を拾うのに優れ、且つハウりがないのです。
(ハウりとはカラオケなどで「キーーーーン」となる事。)
ギタリストがギターを買うのと同じように、私もこだわって買いました。
10年近くコイツと音楽活動をし、メンバーと喧嘩した時、お客さんがガラガラの時、
「かっこよかったよ!」と言ってもらった時、そしてバンドが解散した時・・・・
全ての時に一緒にいたのです。
音楽を辞めた時でも、コイツだけは捨てれませんでした。傷だらけになっても。
でも私はラッキーな人生です。ステージなど大半の人は立てないのですから。
もし、自分の娘が学生になって音楽をやりたいなんか言ったら
「このマイク使えよ。」なんて、キムタク風に言ってやります。
そしてハゲた頭で「お父さん、昔バンドのボーカルだったんだ。かっこ良かったんだぞー!」
なんて言うのかなぁ。