今更ながらスタジオジブリ作品はすごいですね。
日本が世界に誇るクリエイター集団だと思います。
ちょっと前に宮崎親子のドキュメンタリー番組があり
それを見てあらためて感心してしまいました。
言うまでも無く父の宮崎駿さんはその才能を発揮して
今の地位を築いたクリエイターです。
アニメという児童文化に市民権を与えた功績というのは
ものすごい苦労だったと思います。
作品を見ても文句の付けようが無いのは誰も同じでしょう。
そして息子の宮崎吾朗さん。
「ゲド戦記」や最近では「コクリコ坂」を手掛けました。
もとは民間の仕事をしていましたが
アニメクリエイターの夢が捨てきれず
98年に父と同様ジブリに入ったそうです。
「ゲド戦記」は公開当初酷評を受け
吾朗さん自身も父の駿さんと比較されました。
確かに私もジブリ作品としての先入観で見て多少の違和感はありましたが
作品自体はとても素晴らしいものだったと思います。
その後の「コクリコ坂」も見ましたが
これも素敵な作品だったと思います。
2作品を見てはっきりと確信した事ですが
父の駿さんは「非日常」を書く人
息子の吾朗さんは「日常」を書く人だなと思いました。
これは正反対の事を対象にしている要素で
どっちが優れているとか劣っているとかではないと思います。
お互いの個性が出ているだけです。
個人的に好き嫌いはあるでしょうが。
不思議な事に吾朗さんの作品はジワジワくるようで
最近では吾朗作品のほうが好きになっています。
偉大な父と同じ道に進んだお陰で
あえて自分の色を出したようにも思えませんので
あれが吾朗さんの素直な内面なのでしょう。
でもがんばってほしいですね。
これからもジブリ作品を見続けていこうと思います。
あのディズニーさえも認めたクリエイターですからね。