震災があってから娘がやたらと私と寝たがる。
震災前は、子供達は子供部屋で寝ていたが
あの地震があってからよく「お父さんと寝たい。」という。
相当あの地震が恐ろしかったようだ。
普段、叱ってばかりで子供達には怖いだけの私だが
その反面、子供達には強い父でもあるようだ。
怖い父=強さなのだろう。
たまにTVで怪奇特集などの怖い番組をやると
娘は眠れなくなり夜中に起きてくる。
そんな時私は
「お化けがきたら、ぶん殴ってカンチョーして富士山まで投げとばしておく!」
と言うと安心して寝てしまう。
最近流行りの優しい父親というのも悪くないが
昭和スタイルの父親像もいいもんだ。
母は優しさを教え父は厳しさを教える。
許さない父と許す母。
これでいいと思う。
皮肉にもこんな最悪な震災があって
父親というものを理解したようだ。
でもきっと
思春期には最高に嫌われるだろう、こんな父親。