実はこんな事がありました。
父が入院する以前に、父の飼っている犬も
悪性の末期癌だというのが分かりました。
私が父の入院で駆けつけた時
その犬も呼吸が絶え絶えで相当
苦しそうでした。
兄と母と相談して動物病院で
安楽死させてあげようと決めたのです。
もちろん父には言える状態ではないので
内緒で兄と病院に連れて行って
薬を打ってもらったのですが。
押さえつけられても抵抗する力もなく
ただ私の顔を見つめて。
薬を全部打ち終わる前に息をひきとりました。
実家に帰る時だけしか接しなかった犬ですが
この時も涙が止まりません。
きっと最後は父の顔が見たかっただろうという想いと
何か人間のエゴで殺してしまった罪悪感に襲われました。
命をコントロールしているのではないか。
言葉が喋れたら「殺さないでくれ。」と言ったかもしれないのに。
でも父の悪い運をきっとあの世に持っていってくれた
とカミさんに言われ少し楽になり、、、。
この日から父と犬の事のダブルパンチで
かなり落ち込んでいます。
もうちょっと時間がかかりそうです、気持ち的に。