富山の病院で脳死判定臓器移植が行われましたね。
6歳未満児の臓器が他の方に提供されました。
平成22年7月の改正臓器移植法施行により
行われた手術です。
私は率直にその子のご両親が凄い決断をしたなと。
6歳未満ですよ。
私にも同じ頃合の子供がいますが
冷静に判断できるかどうか考えてしまいました。
だからこそ今回の臓器提供は
ご両親の気持ちで成り立った素晴らしい
選択だったと思います。
所詮、生死を判断する法律など
人間が決めたものです。
いわゆる「基準」というやつです。
確かにそこに感情が入ってはいけないのですが
解ってはいるけど家族となると
そう簡単に納得できないものでしょう。
脳が死んで、いづれ心臓も止まります。
でももしかしたら人口心肺で延命していれば
3年後、5年後、蘇生できる医療が確立されるかもしれません。
今の医療は早いですから。
そこに家族は依存するのだと思います。
ましてや子供だったら。
たまにこの世に神様はいないのじゃないかと思うくらい
重篤な病で苦しんでいる子供の事を知ります。
なぜ子供なのか。
大人の病は半分は好き勝手やった結果の
業だと思います。
しかし子供の病は違います。
老人福祉も大切ですが小児福祉の方が
もっと大切であると前から私は思っています。
今回の移植で助かった3人の方の一人は
60代の女性だそうです。
皮肉な事ですね。
子供の臓器で老人が助かるなんて。